「石勝線夕張支線」 [日記・ブログ]

【写真は 夕張視線を行くキハ40型単行の普通列車

2018年夏撮影】


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【図は 石勝線夕張支線】


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元号が変わる今年、平成最後となる廃線が実施される。北海道の新夕張駅と夕張駅を結ぶ石勝線夕張支線(16.1㎞)がそれ。3月31日の営業を最後に127年の歴史に幕を閉じる。


原因は言うに及ばず大幅な赤字。上下5本の鉄道利用者は1日80人程度(2016年度)そのため、収入1000万円にたいして1億7600万円のコストがかかっていたという。差し引き1憶6600万円の赤字だが、今後も改善する見込みは乏しい。


なにしろ沿線の夕張市は炭鉱の閉山や合理化に伴って大勢の人達が流出し、07年には財政が破綻したことは大きなニュースになった。ピーク時には11万人を超えていた人口も2018年3月現在8000人程度まで減少。JR北海道の経営難もあり「廃線やむなし」の状況だ。


そんな路線は、今雪深い中、営業終了を惜しむ鉄道ファンでにぎわっているという。1両編成のワンマン列車は、路線バスと同じく、後ろより出入り口から乗車し整理券を取って、前よりの出口で料金を払って降りる仕組み。


車内には、首から一眼レフのカメラをぶら下げたそれっぽい写真鉄が目立つという。走行中は車窓から風景を撮影し、停車すれば駅舎を写真に収める。途中下車して付近を散策する人も少なくない。


北海道では、札沼線の北海道医大⇒新十津川は2020年5月もって廃線になる。日高線、根室線、留萌線の一部区間も対象になる見込みです。すべての廃線が実施されると、全路線2552㎞の1割強(311.5㎞)消える見込み。沿線には北海道らしい観光スポットがいっぱい点在しているので、もったいないというのか残念で仕方がないですネ。







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