「忘れ得ぬ人」 [日記・ブログ]
【写真は 鬼が城 三重県熊野】
人は人生の中で大事な日が存在します。大切な人が亡くなった日、つまり「命日」が挙げられます。
人がこの世を去った日は、その人に対する恩と感謝を有する人にとっては、忘れ得ぬ日です。忘れられない日がある限り、そこに忘れられない人が存在するといえます。
故人の供養として、仏教では祥月命日を設定しています。月ごとに故人を偲ぶ機会が設けられています。それはあたかも、忘れ得ぬ人と互い語りあう場といっていいかもしれません。
生前に様々な形で影響を受けた人には、逝去してなお教えを請うことができる。今は亡き方々の姿を自分の目の前に置き、自分自身を律する糧とすることができる。