「統計」

【写真は　菜の花畑　愛知県田原市】

最近、政府や官公庁による統計数値のデタラメぶりが明るみに出てきた。

世界の現実を知るにも〈いい加減な常識はダメ〉正しい事実(ファクト）を踏まえて世界の現実を知ろう。と呼びかけられている。

現実を知ろうとしても〈フェイクニュース〉が横行し、何が事実なのかも分かりにくくなっているのも事実だ。

ある統計資料は〈ここに上げられた事実は、最も信頼すべき統計、即ち国連の統計と世界銀行の統計資料に基ずくものです〉と但し書が添えられている。「日本政府や官公庁の統計がデタラメで、国連や世界銀行の統計が信頼に足る」という考え方が理解できなくなってしまう。世界的機関が常に公正で中立でありうるだろうか。

統計は人間が作る。人間がすることは、偏り、嵩上げ、調整が入る。自分の足で調べた数字ならともかく、公的な資料によって物事を論ずるのはダメである。困ったことだ。