「殿様あさかぜ」 [日記・ブログ]

【写真は 「寝台特急あさかぜ」登場時】


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2005年(平成17)2月28日、ダイヤ改正で廃止が決まったブルートレインの元祖「あさかぜ」(東京~下関)の最終列車がJR東京駅を出発。当時の新聞を見てみると、「ホームには見送りの鉄道ファン約1000人が詰めかけた」と記事になっている。


この「あさかぜ」は1956年、東京と九州を結ぶ戦後初の寝台特急としてデビューした。


「あさかぜ」で特筆されるのは、登場時は「動くホテル」といわれ、豪華な鉄道旅行の象徴だった。さらには1964年3月「あさかぜ」の15両化が行われ、ナロネ(1等寝台車)が1両増結されて、ロネは編成中6両となった。これに座席車のナロ20型を合わせると半分以上が1等車になり、ピークというべき編成は1965年(昭和40年)10月まで組まれた。


この豪華な編成と利用者の客層から「殿様列車」「殿様あさかぜ」などとよばれた。日本が高度成長する真っ盛りのよき時代だった。


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