「断・捨・離」 [日記・ブログ]

【写真は 馬来沼(ばしくるぬま)釧路音別町】


ばしくる沼 北海道.jpg


「片ずけ」をテーマにしたTV番組を見ていると、よく「断捨離」というワードが使われますが、「捨てる」といっても、いろいろある。


平安時代から鎌倉時代にかけて〈世を捨てる〉ことが流行した。世を捨てる、人の関係を捨てる。簡素な生活の中で、世俗と離れて住む。こういう生き方を〈遁世(とんぜい)〉


出家して仏門に入ることも遁世だがこちらの読みは〈とんせ〉という。


さて主題の「断捨離」ですが、私は一つ一つのものに愛着があるのか、こだわりがあるのか、「断捨離」の決断ができず部屋やタンスの中が、片ずかないことが多い。


特に若いころオーダーした一張羅(いっちょうら)の背広は、生地も良く仕立てもいいから捨てること無く未だにタンスから出しては着ている。自分の体型は若干?変わっていますがスーツの方は、型崩れしていない。


昔はよい物を買って、長く使うことが「ヨシ」とされた。薄い給料の中から高額な背広を仕立てのですが半世紀がたっても今なお着ることができる。今後も十分に着ることができるだろう。


こんな思いもあるからなかなか古い物が捨てられない。何しろ一つ一つのモノは購入した時の暮らし、そしてその時代が密着して残って、その時代がビデオを見ているように思い出される。


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