「隣国紛争」

【写真は　こぶしの花　平和公園】

隣国同士または大国同士の紛争がエスカレートしてきている。

・インドvsパキスタン・・・国境紛争

・アメリカvsロシア・・・双方が中距離核戦力(ＩＮＦ）全廃条約から離脱

・アメリカvsメキシコ・・・同国境には移民が大量に押しかけ、トランプ大統領は壁の建設に固執

・イギリスvsＥＵ・・・イギリスの離脱案再交渉要求を、ＥＵ側は拒否。メイ首相は離脱延期を模索しているが、このまま「合意なき離脱」に陥れば、イギリスは勿論ヨーロッパ全体が大打撃を受ける。

・日本vsロシア・・・ロシアは北方領土の主権をめぐり「第2次大戦の結果を認めろ」と迫られている

・日本vs韓国・・・慰安婦と元徴用工問題に対する要求過熱。いわゆるレーダー問題も一歩も引かない。

ヨーロッパでＥＵ共同体ができた時「グローバル化の時代」というワードがしきりにもてはやされたが、国境をまたぐ隣国紛争の数数は、逆に「グローバル化の負の遺産」といわれる。

このままでは、21世紀型のグローバル大戦が起きないかと懸念が強まっている。米中貿易戦争もトランプ大統領と習近平国家主席の自国優先主義が招いた覇権争い。すんなりと決着とはいかない。

ロシアと韓国の対日強硬姿勢の背後にも自国優先主義が根底にある。日本も自国優先主義を強めれば、戦後70年も続けてきた「協調と協和」の精神が根底から崩れてくる。「グローバル化」の将来は覇権争いが増えたり国境紛争が増えて見通しが暗い。