「縁起もの」 [日記・ブログ]

【写真は ダイヤモンド富士 本栖湖】


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官公庁や一般企業も今日が仕事始めのところが多いと思います。昔の大店は新しい帳簿を綴じて表紙に「大福帳」と一筆入れます。


この新しい帳簿でこれから1年、商売繁盛しますように、と新年の願をこめて、小宴をもうけ、皆で新年の仕事始めを祝った。帳簿といえば、今やパソコンの表計算ソフトですが、商売繁盛を祈念して「大福帳計算ソフト」でも発売されるといいですね。


話題は変わりますが、お正月の締め飾りや鏡餅のお飾りに「橙(だいだい)」は欠かせません。橙はインドからヒマラヤにかけてが原産で、日本には中国から渡来した。


橙の性質は夏の初めに白い花が咲き、秋には緑色の実を結び冬になると橙色に熟す。しかし、その実を採らずにそのままにしておくと、木から実が落ちることなく2~3年は枝についている。そればかりでなく、橙色だった実がまた緑色に戻ってしまう。


そして冬になると、今年の新しい実と、1年前の実、2年前、3年前の実とが一緒に色ずく。世代が違う実が1本の木に同時に熟すことから「代々」と呼ばれた。


自分1代だけの成功を望むのでなく、祖父母や両親、子供、孫たちみんなの幸せを願う象徴として、橙は日本人に愛されてきた。







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